男と女、心と身体、光と影、静と動、曖昧で奇妙なバランスを保っています。人は自分にないものを求める傾向があります。持っていないものに惹かれます。異性という真逆であり、同じ人間として近いものを持つ表裏一体な存在に心と身体がリンクし、共感するのでしょう。

　メンズセラピストと過ごす時間で足りないものを補って満たされてほしいと思います。その求める何かは人によって異なるでしょう。それを見つけることが新しい自分に生まれ変わるキッカケとなるでしょう。

　完璧な人間なんていない、すべてを持ち合わせて生まれてきた神のような存在はいません。未完成だからこそ人間なのです。また、足りないからこそ理想を探し求めることに喜びを感じることが人生の旅の目的とも言えます。

　たとえ幻想でも自分の持っていないもの、手の届かないものを手に入れたような、一体となったような夢心地な満足感が究極の癒しにつながる気がします。